作品について
メインキャラクターはタレミミウサギ(ロップイヤーラビット)。その他ネコ、ニワトリなど身近に感じる動物を作って
います。
人形のサイズはS(4cm)M(5cm)L(6cm)ぐらいです。
基本デフォルメですが、その中でもキャラクターパート(服を着、擬人化したもの)、
リアルパート(服ナシ4足歩行)があり多少表現の方向性を多少変えています。
道具・材料について
粘土は作る物の質感に応じて各種粘土を使い分けています。主に使っているのは、
石粉粘土(ラドール、フォルモ、マイネッタ)
軽量粘土(ハーティクレイ、ハーティクレイソフト、信和軽量粘土、フワフワムースの紙粘土)
樹脂粘土(コスモス、グレイス)
道具は、ヘラ、彫刻刀、カッターナイフ、のし棒、ハサミ、ピンバイス、木工ボンドその他いろいろ。
作り方・その他
* BLOGのカテゴリー「ネコ巨像 1」に画像付きのダイジェスト版があります。
動物作りには石粉粘土を使っています。簡潔に説明すると「納得いく形になるまで粘土の盛り削り」です。
箇条書きですが、粘土を盛り削りする作り方の中で比較的簡単に思うような形が作れる手法を。
1〜作りたい物のデザイン画及び裸の正面画、側面画を描きます。この時点で体の分割線を考えパーツ構成を
決めておきます。(頭・胴体・腕・足首 にパーツ分けしています。)
2〜裸の正面画、側面画を厚紙に写し取り、型紙を作ります。(デザイン画保護のため)
3〜あらかじめ作っておいた石粉粘土の板(1〜2mm厚)に型紙を当てて型を粘土に写し取り、
粘土を切り出します。
4〜切り出した粘土板をパーツ毎に図面にそって組み合わせます。(交差する部分の厚みに注意)
この状態で図面の正面と側面のアウトラインが組み合わさった骨組みができます。
5〜骨組みの隙間を粘土で埋めて立体にします。これで各パーツが完成です。
通常はここから各パーツを組み合わせて素体にし、各デザイン毎に作りこんでいきます。
以上1〜5の工程を踏む事で初心者の方でもすぐにそれなりの物が作れると思います。
針金等を芯にして内側から積み上げていく作り方よりも、外側(アウトライン)から作るので早く完成形が
掴みやすく、立体造形に慣れない方でも挫折度が低いと思います。
型紙の工程は後々、同じ物やデザイン転用のための保険の様な物なので、一点ものを作る場合は
省いて構いません。作る事に慣れてくれば、省く・追加される工程が出てくると思います。
上記はあくまでも作り方の一例です。粘土の種類、作る対象によっても作り方の向き不向きもありますし、
どんな作り方、素材でも良いので自分に合った作り方を見つけてください。
一番大事なのは手を動かす事です。動かし続ければいつか必ず完成します。
同じ物を複数作るのでサイズ、動物の種類ごとに原型を作り、それぞれ石膏で型取りしています。
文章だけだと分りづらくて申し訳ないです。
環境、健康面への配慮からラッカー等の臭いのキツイ物は極力使用していません。
シンナー臭をかぐと数日使い物にならない体になるので。